柔軟でハイレベルの生産システム
クライアントの求める商品は多様です。小ロットの工芸的なもの、量産が必要な基礎的な筆記具、コスト重視のノベルティなど、生産物に応じた生産設備が必要です。
加藤金属工業では、筆記具や関連製品の生産に求められる幅広い精密金属加工設備を持ち、ニーズに最適の生産を行うことができます。そのため、NCマシンなどにより、高度の自動化や無人化を進める一方、長い経験を持つエンジニアの匠の技も重視。それぞれの製品にあった柔軟な生産システムを構成できます。

Metal Processing
金属加工技術
ボールペン加工のノウハウを活かし、
5軸NC旋盤加工で複雑な形状を切削します

5軸NC旋盤加工で複雑な形状を切削
- 設計ソフトや5軸旋盤加工により、高級筆記具で培った複雑な外観加工が得意です。
- NC旋盤によりマシニング加工では難しい深孔加工が得意です。
- 設計変更やカスタマイズ品への対応が容易です。
- 機械部品や電気部品のご要望にもお応えします。
CAD、CAM、切削
5軸旋盤加工ではCADでモデルを設計し、CAMで機械用のデータを作成します。CAMで作ったデータにより5軸切削加工を行います。
5軸NC旋盤説明
NC旋盤の5軸加工では加工軸が5個あります。通常のNC旋盤では3軸か4軸なため5軸加工ではCAD、CAMと組み合わせることにより複雑な形状の加工が可能となります。
Processing flow
金属加工の流れ
必要なのはアイデアだけ 実現可能な商品の開発、
多少問わない量産まで、
すべて加藤金属工業が引き受けます。
3D CAD

CAD設計
お客様のご要望に応じて外観設計、機構設計を行います。
ボールペンのデザインはCADで行います。
胴体部分のデータをCAMで機械用のプログラムに変換します。
3D CAM

CAM設計
CADデータを元に実際の機械で加工できるように変換します。
何度かシュミレーションを繰り返しお客様の希望の形状を実現します。
5 AXIS LATHE

5軸旋盤加工
CAMで作ったデータでNC旋盤を制御します。
可動軸が5個あることで複雑な加工が可能です。
ASSEMBLY

完成品に組立
Laser Processing
レーザー加工技術
筆記具は手元で用い、また、デスク上などに置かれることが多い独特の存在です。
ユーザーの近くのある筆記具を、表現のキャンバスにするのが、加藤金属工業のレーザー加工技術です。

イラストなどの線画や写真などの階調のある画像まで多様な表現力
従来の「削る」ではなく、レーザー光で表面処理を溶融し、地金を浮かび出させます。各種フォントを用いた文字はもちろん、イラストなどの線画や写真などの階調のある画像まで多様な表現力を持ちます。
筆記具は小さなものですが、そこに描かれたメッセージは大きな訴求力があります。精細な表現力を持つレーザー加工技術は、幅広い可能性を秘めています。
レーザー彫刻
レーザー彫刻は通常安全のため保護カバーで周囲を覆い行います。
※今回は撮影のため一時的に保護カバーを外しています。
独自の回転式レーザー
従来は2面組が主流だったボールペンにレーザー加工ですが、弊社では独自の回転式レーザー彫刻機を開発しました。
※版の形状に制限があるため、要相談となります。
Equipment
設備

主な生産設備
名称 | 型式・能力 | 台 |
---|---|---|
5軸NC旋盤 | スターSR-20 φ20 5軸加工 | 3 |
5軸NC旋盤 | スターSR-38 φ38 5軸加工 | 1 |
NC旋盤 | スターSR-32 φ32 | 1 |
NC旋盤 | スターSR-10 φ10 | 4 |
NC旋盤 | スターSB-16 φ16 | 3 |
NC旋盤 | スターSB-20 φ20 | 2 |
NC旋盤 | シチズン L20 φ20 | 2 |
CAD | SOLIDWORKS | 2 |
CAM | SOLIDCAM | 1 |
レーザーマーカー | キーエンス MD-X2000 | 1 |
3Dプリンター | formlabs Form3 | 1 |
油圧プレス | 4 | |
研磨機 | ツガミ CTG | 1 |
NC旋盤 | 北村 KNC-20G | 1 |
NC旋盤 | 北村 KNC-100G | 1 |